栃木県宇都宮市
オートバイ・バイク総合修理・販売

2025モデルKX250Xのトラコンやいかに

あっという間に2024年も年の瀬となりましたが

本年もご愛顧いただきましてありがとうございました。

年内は28日(土)まで営業させていただきます。

 

今年はあまりレースに出られなくてちょっと不完全燃焼です。

ブログも、更新がかなり手抜き状態になってしまいました。

来年はもう少し参戦出来たら嬉しいなぁ~と期待しています。

お気に入りのKX250X短足仕様と一緒に一生懸命レースしよ♪って思ってたんですけど、

周りの皆が新型に乗り換えていたりして。

新型にはトラクションコントロール(トラコン)が付いていたりして。

 

で、ふと見るとショールームにKX250Xの25モデルがあるじゃないですか!

しかも淋し気にこちらを見ているじゃないですか。

母性本能ならぬ父性本能がくすぐられまして、

ボクノムネニトビコンデオイデ💗

 

で、気づいたら慣らし運転してました。

シュラウドが真緑なのはオプションのデカール無しバージョンに交換したから。

デカール無しは4千円弱。デカール付きはイチマンエ~ン。

外装は社外のデカール貼っちゃうから純正の高いシュラウドは外して大切に保管。

売却するときに付け直して綺麗な状態にするのであ~る。

 

 

オフロードのコンペモデルは最初に乗る前にやること満載。

至る所をグリースアップしなければなりません。

新車は組付け用のちょっとしたグリース(のようなもの)が付いているだけなので

水に溶けないウォータープルーフグリースをたっぷりと塗り込んであげないと

ベアリングやボルト類があっという間に錆びちゃいます。

リヤのアクスルシャフトはこの時期の乾燥肌でカッサカサ。

リヤ周りはスイングアームやリヤサスまで外してリンクやピボットのベアリング&ブッシュ類を入念に。

ノーマル状態はこの通り。

ベアリングのローラー丸見え!モロ見え!

お薦めのグリースはこれ。マキシマの青いやつ。

1つ買っておけば個人ユーザーなら数年は使えます。逆に使い切ったらゴイゴイスー!

 

ベアリングには塗るといより注入する感じで。

ローラーの奥まで指先で押し込みます(結構入るよ)。

物によってはローラーが1本ずつ外れるタイプのベアリングがあるので無くさないように注意してください。

もちろん外したシャフトやブッシュ類へも塗布します。

 

で、絶対にやっておいた方が良いのがここ!

チェーン調整のボルト。

その大半がスイングアームに隠れて見えないのですがこんなに長いの。

これがスイングアームの中で錆びると回らなくなってしまい最悪チェーン調整できなくなりますし、

スイングアームはアルミなので喰っちゃって取り外し不可になることも。

今までにも喰ったボルトを無理に回して折れちゃった車両の修理が何度も。

ドリルで削って取るしか無い状態で、この修理用に長~いドリル買いました。

写真撮り忘れましたがもちろんフロント回りも塗りますよ。

ステムまでバラシてベアリングや各部シャフト類に塗布。

 

エアークリーナーも微かな脂分があるんだか無いんだか状態なので

フィルターオイルをしっかり塗布。

今回のモデルからエアクリめっちゃちっちゃくなりました。

サイドカバーがボルトレスでバコッと外せて、エアクリもボルトレス。

メンテがやり易くなってますが、派手にすっ飛ぶとサイドカバー外れるかも。

KTMがこんな作りだったような。

 

25モデルのKX250X(KX250も)はフルモデルチェンジっつ~ことで、

今まで乗っていた23モデルにつけていたガード類がどの程度流用できるのか。

乗る前に付けたかったのですがラジエターガードはNG。ラジエターの大きさが全く別物になってます。

ハンドガードは元々汎用品だから問題無し。

アンダーガードとフレームガード、スイングアームガードは後日確認。

 

とりあえず慣らし運転終わらせたいのでひとまず組み上げて慣らしへGO!

細部は後日ガード類付けながらやり直し。

 

 

で、乗ってみた感想を一言で。

 

 

 

慣らしだからワカンネ

 

 

 

とはいえ気づいたことを少しだけ。

サスの慣らしが主目的なので前後ともフルに柔らかくしてたくさん動くように現地で調整。

最初はドノーマルからスタートして変化を楽しみながら柔らかくしていったんですけど

ホントは柔らかいのを徐々に固くしていくのがセッティングの正しいやり方ね。

今回はまだセッティングじゃなくて慣らしなのでOKとしましょう。

 

まだ慣らしのスピード+αくらいですけど、サスは以前のモデルより良くなった気がします。

KX250XやCRF250RXはYZ250FXに比べると固いイメージだったんですけど、

調整でこんなにしなやかに動くようになるんだ!って感じました(まだ慣らし途中ですけど)。

慣らし前と後では動きのしなやかさが全然違うので、サグ出しは慣らしが終わった後に行いましょう。

 

今まで乗っていた23モデルは5センチダウンの短足仕様でした。

車高下げると車体全体が小さく感じるので乗り味的にはミニモト感覚で乗れていたんですけど、

ノーマル車高はデケェ。高ケェ。足付かネェ。。。

8頭身のモデル体型をもってしてもこれじゃ先が思いやられます。

しかも視線はまるで2階建てバス(乗ったことないけど)。

 

いやいやそんなことじゃない。皆が気になるのはトラコンだ。

メーカー各社が挙って採用し始めているってことは素晴らしいシステムのはず。

ですが、本当に大切なものって見えなかったり気づかなかったりするんですよ。

そう。それは空気の様に♪

正直に言えば慣らし程度では全く分からん。

言われなければOFFにされてても多分気づかん。

 

ロードバイクの点火カットしてるぞ~的な出力ダウンは全く分かりません。

ホントにトラコン効いてるのか?ってことでOFFにしてみて乗り比べ。

 

 

ホホゥ。。。なるほど。

 

 

やっぱりわからん

 

 

これではインプレにならないのでちょっとラフにアクセル開けたりしてみました。

気付いたことは2つ。

トラコンON状態(最強)だと

①意図してないところでフロント上がる=トラクション掛かってる

②加速時のリヤの左右振れが格段に少ない

 

あくまで23モデルの短足モデファイと比べてなので正確性は怪しいところですが、

コーナーからの立ち上がり時に❛なんでここでこんなに!❜ってくらいフロントリフト。

トラコンのお陰なのかコースとタイヤのマッチングのお陰なのかは不明。

だって初めてのコースでほぼ初めてのタイヤだし。

 

②に関してはケツ振るだろうなって感じにアクセル開けても振らない。

無駄な空転が無いからなんだろうねって思って後日国際ライダーに聞いてみたところ

やっぱり正解。やるなオレ!!

 

ちゅ~ことは今までよりがっつりアクセル開けても挙動が乱れることなく加速するんだから

やっぱり速く走れるじゃん!!って素晴らしいシステムなんですわ。

道理で10月の八犬伝でYZ450FXの前に出られなかったわけだ。

絶対に前に出られると思ったライン取りとタイミングでアクセルカチ開けで立ち上がったのに

前に出られないどころか差が詰まりもしなかった。

450のパワーじゃ滑って加速出来ないはず!って思ったシチュエーションだったんですけどね。

 

つまり同レベルのライダー同士だったらトラコン付きには勝てないってことか。。。

ありがたやトラコン。

 

皆さん、

25モデルのトラコン付き、買いでっせ!!!

 

因みに、まだYZ250FXもKX250Xも未成約車の入荷予定あります。

 

 

たまにゴルフに行く私としてはドラコンで曲がらないシステムが欲しいな♪

と思うクリスマスイブの夜。