今、ヤフーのニュースを見たら目を引く記事が!!
転載しますので、問題ありましたら削除します。
ホンダ二輪全種値下げ、縮む市場・見えぬ復権
読売新聞
ホンダが、二輪全車種の値下げに踏み切るのは、数年おきの全面改良時などに高機能化や環境対応を強化し、車両価格を引き上げてきた販売方法を、デフレの長期化で見直さざるを得なくなったことを意味する。
二輪各社は2006~08年に、二輪車の排ガスに含まれる一酸化炭素(CO)や窒素酸化物(NOx)などの排出規制が強化された際に、燃費を向上させる電子制御式の燃料噴射装置を搭載し、排ガス浄化装置の性能を高めた。
この時も、二輪各社は、上昇した生産コストを販売価格に上乗せした。ホンダの場合、販売価格は規制強化前より1~2割高くなった。ホンダは、この大幅な値上げが二輪車の販売低迷に拍車をかけたとみて、値下げの目標価格を2000年に設定した。
しかし、2000年当時の国内の二輪車市場は、すでに大幅に縮小していた。デフレ経済下で「二輪復権」を果たすには、値下げだけでは不十分との見方もある。
すでに自動車では、消費者の低価格志向を受け、ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)などの環境対応車で価格競争が進んでいる。
トヨタがHV「プリウス」の現行モデルである3代目を発売する際、ホンダのHV「インサイト」に対抗するため、装備などを充実させたのに最低価格では2代目よりも安い設定にする価格破壊が起きた。
二輪業界では、夏以降、環境性能をうたう「電動バイク」が市販され、ハイブリッドバイクの開発も進んでいる。こうした「エコバイク」をきっかけに、バイク愛好家のすそ野を広げられるかどうかが、「復権」のカギになりそうだ。(福森誠)
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値下げをすれば売れるってのは安易に結びつかないとは思いますが
高いから売れないってのは少なからず関係あるはずだと思います。
乗る人が少ない→単価高くなる→高いから乗らない→乗る人増えない→安くできない
完全に負のスパイラル状態ですね。
デフレスパイラルだと買う人が少なければどんどん安くしてしまうのですが
世界一厳しい排ガス規制の日本に合わせてメーカーの開発コストは年々上昇。
だから販売台数が少ないと単価が高くなってしまうんですって。
以前、某メーカーの営業マンとの話の中で
‘100万円以下のスーパースポーツ発売してくれ!’と言ったことを思い出しました。
まずはバイクに乗る人そのものを増やさないとどうにもなりませんから。
メーカーはこぞってバイク雑誌にNEWモデルの広告を掲載します。
バイク雑誌を手に取るのはそもそもバイク好きorバイク乗りがほとんど。
そのバイク乗りが年々ものすごいペースで減少しているんですけどねぇ。。。
バイクとは全く関係無い媒体で宣伝する方が良いんじゃないでしょうか??
乗る人増える→バイク売れる→メーカーの体力UP→どんどん新開発→どんどん売れる
これが最高のスパイラル
80年代のバイクブームはまさにこれだったんでしょうね。
バイクに限らず車や高額家電などローンで買う金額の商品は、商品の魅力以外にローンの組みやすさ(特に外国籍の方)をクリアしないと行く末は真っ暗だと思うのですが・・・。
だって、日本人の数減ってますから。
10年後、果たしてどうなっていることやら。