栃木県宇都宮市
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悲!セロー250がファイナルモデルになりました

この時期になると次年度モデルが続々と発表になりますが、嬉しいニュースばかりとは限りません。

生産終了やファイナルモデルのニュースも出てきたりして。

 

で、昨今のオフロードブームをけん引してきたといっても過言ではないこの人気モデルにもファイナルのサブネームが付いてしまいました。

ヤマハ セロー250 ファイナル

 

今まで数回の排気ガス規制の強化があり、このセロー250も一旦生産終了してマイナーチェンジ後に再販となった経緯があります。

 

更に、2018年10月からABSの装備が義務化されており、継続生産モデルについても2021年10月からは義務化となります。

既に生産されている車両に新たに追加するよりは、ABSを付けた状態から新設計の方がまとまりが良かったりするのは当然ですから、一旦終了にして再販かな?って個人的には思ってます。だって無くなって欲しくないモデルですからね。

 

バイクのABSについては賛否あります。

ABSの恩恵を過信しなければ付いているに越したことは無いかな。

でもモデルによるかな。

ってのが私の考えです。

オフ車には絶対いらない!!とも思っています。

 

たまに質問されるのが、

ABS付いてればコーナーリング中に思いっきりブレーキ掛けても転ばないんですか?って。

 

 

転びます!

 

 

ABSはロックしないためのシステムなので、タイヤの横滑りは制御外です。

そして、バイクは横滑りしたら転ぶ可能性大です。

さらに、コーナーリング中のバイクはバンクしています。この時にブレーキ掛けたら勢い良くバイク起き上がります。

起き上がったら曲がれません。

つまり、コーナーリング中のブレーキングは、横滑りさせないようにソフトに操作して、且つ、起きようとするバイクを起きないように身体をイン側に落としてあげないとダメなんですね。理屈ではね。。。

 

なんだか難しいんじゃないの?って思いました?

 

 

難しいです

 

 

というより、上記の操作にABSは無介入です。

そもそも、そんなスピードで先の見えないコーナーに入ってはいけません。

 

 

 

それともう一つ。

ABS付いてれば飛び出されても止まれますよね?って。

 

 

止まれません!

 

 

正常操作の減速では、一般的にフロント9:リヤ1なんて言われます。多少の差はあるとして、つまり言いたいことは止まるために仕事をしているのはほとんどがフロントブレーキだということです。

走行時のブレーキでABSが作動したとして、その時にロックしているのはフロント?リヤ?

もちろんリヤです。

ブレーキで荷重がフロントに移りますから、リヤタイヤは簡単にロックしてしまいます。

バイクが直立の状態だと仮定して、逆にフロントは余程のことがない限りロックしません。というよりロックさせることが出来ません。

一般道路のアスファルトはもちろん、オフロードの土の上でも減速の為のブレーキングでフロントをロックさせるのは結構難しいです。

 

唯一、簡単にフロントもロックしてしまうのが、一瞬でブレーキレバーを思いっきり握ってしまう時。

つまりパニックブレーキの時です。

 

おっ!

じゃぁ、ABS役に立つじゃん!!

 

役に立つかもしれません。

ジャックナイフしなければね。

ハンドル切れ込まなければね。

 

 

フロントブレーキを一気に握ってしまうと、フロントフォークが一気に沈みます。そうすると通常よりいっぱい沈んじゃうです。

さらに荷重も一気にフロントに移行してしまいます。

そうするとリヤタイヤが浮き上がってしまうんです。

多分セロー250はそうはならないと思いますけど。

なぜかって?

 

 

そこまでフロントブレーキ効かないから!

 

 

フロンブレーキがシングルディスクの車両なら、まぁ大丈夫かなって思います。

怖いのはダブルディスクブレーキの車両。

特に昨今のラジアルマウントブレーキはおっそろしい程の制動力がありますから、リヤタイヤが浮いちゃうのなんてすぐですよ、すぐ。

そうなったらABSが付いているとか付いていないとかは関係無いですね。

事実、飛び出された車に衝突してしまったバイク。車体前面ではなく上面が衝突したものが何度か入庫したことがあります。

乗っていた方に伺うと、やはりジャックナイフしてしまってそのままぶつかったと。

 

 

つまりはですね、事故に関してABSが介入することにより避けられるものばかりでは無いということです。

その恩恵は四輪車ほど多くないと思います。

 

ABSが非常に役に立つのは通常制動の時に路面に砂が浮いていたり雨天だったりして、路面の摩擦が低い時です。

これはとっても役に立ちます。

特にこれからの時期は寒いので、晴れていてもタイヤのグリップ力は落ちます。

そんな時は減速時のABSだったり、加速の時のトラコンだったりはあると嬉しい装備です。

 

どんなに優れた装備もあくまでも補助的なものなので、ライダーが気をつけなくてはいけないという本質は今も昔も変わりません。

 

セロー250がファイナルですよ!って内容で書こうと思ったら、いつの間にか脱線して長編の様相を呈してきました。

閉店後に書き始めたので事務所の暖房は既に止めてあります。

今日は今シーズン一番の冷え込みで、日中の最高気温は6℃

暖房止めて1時間20分が経過。指先がかじかむくらい寒くなってきましたので終わりにしてもいいですか?

 

頭の中で内容の落とし所を考えながら書き進めているんですけど、まだ3割くらいですwww

 

 

寒くてムリぃぃぃ~~~

 

気が向いたら時間があったら続きを書きます。

あっ!そうそう!

 

明日12月8日は第2日曜日で定休日です

 

それでは皆様、良い週末を♪