連日ニュースで取り上げられている消費税増税案。
増税推進派と反対派で激しくやりあっているようですが、その中に聞捨てならない言葉があるのが気になって仕方がない。
‘増税すると次の選挙に勝てない！！’
選挙に勝つことが至上命題ですか？？
与党じゃないと理想を実現できないのはわかります。
ですが、まず理想ありきが大前提なんじゃないでしょうか。
‘こうすれば日本が良くなる！’という強い信念があって、それを国民に問うのが選挙だと思います。
その点において新大阪市長の橋下氏は素晴らしい政治家だと思います。
命懸けで実現したいと思う信念があって、それを国民に問うのが選挙でしょ！
増税しないと国が立ち行かないのは多くの国民がわかってます。
でもその前にあらゆる無駄を省いて、それでなお足りないから増税させてくれって順番じゃないと国民は納得できないですよね。
理性があるとはいえ、人間は感情で動く動物だということを認識していただきたい。
ところで、私は愛煙家なのですが1箱440円のタバコの64.5％が税金です。
つまりタバコそのものの値段は156円程です。
私は毎日車を運転します。そのガソリンは1リットル132円なのですが、そのうち53.8円は税金です。
つまりガソリンそのものの値段は1リットル78.2円です。税率68％です。
昨年から今年にかけてマヨネーズや油等が値上がりましたね。
近所のスーパーでは198円だったマヨネーズが248円なんだとか。比率にすると約25％の値上げです。
自動販売機のジュースだって昔は100円ワンコインだったじゃないですか。
いまでは120円が当たり前で高いとは思わない人がほとんどだと思うのです。
消費税はわずか5％。それを10％にするってことで大騒ぎです。
なぜこのようなことになるのか私個人の見解ですが、
それは ‘消費税が目に見えるから’だと思うのです。
陳列棚にあるタバコの値札が156円。レジに持っていったら440円ですって言われたら。買いますか？？
店頭の看板にガソリン1リットル78.2円って書いてあって、支払いの時に132円ですって言われたら。
‘まんた～ん’なんて元気に言ってられないですよね。
20％以上も値上がりしたマヨネーズ。今では常にその値段だから値上がりしたのを忘れてしまった人も居るはず。
缶ジュースもまた然り。お酒もそうですよね。
だから思うんです。
希望小売価格の中に税金を隠してしまえ！って。
本来100円で売ることができる物も、メーカー出荷時に希望小売価格を120円とかにしちゃえばいいじゃんて。
いわゆる、昔の物品税みたいなものですね。
1988年当時、3ナンバーの普通乗用車にかけられていた物品税は23％。
3ナンバー乗ってるの？金持ちだねぇ～なんて会話がなされていた時代です。
消費税は売った時の値段ー仕入れの値段にかかるものだから、極端なことをいえば私のような末端小売業者が消費者に値引きして売っちゃったら税収下がるわけですよね。（仕入れ値はそのままって前提で）
でも、希望小売価格に含めた状態でメーカーから出荷されるから、納税者はメーカーで、しかも満額納税。
（素人考え＆素人計算なので間違えているかもしれませんが(；´Д｀)）
人間は感情で動く動物です。
そして‘忘れる’動物です。
内税にして見えなくするって、一考の価値あると思うんですけどねぇ。