栃木県宇都宮市
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被災地の声

戦場と何が違うんだろう
これが津波の被害に遭った場所を見た私の率直な感想です

言葉が出ませんでした
予想に反して涙も出ませんでした
酷すぎる惨状が脳ミソの処理能力を超えてしまったのでしょう
300人分のトリ丼の食材を積み込み向かった南三陸町
行ってみて、生の声を聞いて驚くことばかりです
テレビやラジオの報道は嘘とまでは言いませんが本当でも無いのかなって。。。
というより、言葉足りずなのでしょう。
私は青年会議所という団体に所属しています。
説明すると長くなるので詳しくはネットで検索してみてください。
明るい豊かな街づくりを目的とするボランティア団体と言えば聞こえは良いのでしょうか。
世界中にあるその団体の中で、真岡市や芳賀郡を中心に活動する真岡青年会議所(通称真岡JC)に所属しています。
その活動の中で復興支援として炊き出しを行っており、今回が6回目。
何とか都合が付いて、私は初めての参加となりました。


軽度とはいえ私たちの地域も被災しました。
壊れたバイクの修復や連休前の一般整備が山積し、休業日でないと参加できなかったのが現状です。
連休中に炊き出し行くかも!という予測の中、
機敏に動けるようにと予定を入れずに連休に突入しましたが
テレビでは‘連休中のボランティア受け入れ規制’との報道。
これでは私たちの出番は無さそうだと思っていました。
ところが、現状は違いました。
ボランティアの方は非常に多く、大変感謝しているとのことでしたが
個人のボランティアの方がほとんどなのだとか。
大量の資材が必要となる炊き出しは組織やチームがしっかりしていないと出来無いとのことで
多くの避難所では連休前から温かい食事もままならない状況だったとの事でした。
それまで炊き出しを行ってきた組織も、テレビの報道を見て充分行き渡っていると判断してしまっていたようです。
石巻を拠点に多くの被災地の支援を現地で支えて頂いている方と直接連絡を取っていたからこそわかることで、連休に入ってから急遽要請を頂いたというのが現状です。
テレビで石原軍団の炊き出しが話題になっていましたが、被災者ではないファンの方が大勢食べに来て、
本当に必要としている被災者に行き渡らなかったという悲しい現実も知りました。
無事に炊き出しを終えての帰り道。
橋渡し役となっていただいている方に我々も直接お会いすることが出来ました。

写真右のエプロンの方が橋渡し役の矢部さんです。
ご自身も会社・自宅が津波で流されてしまいました。
にも拘らず多くの被災者のために文字通り不眠不休で突っ走っておられます。
炊き出しを行った志津川小学校にも仮設住宅を建設中でした。
我々の感覚では早く仮設住宅に入れれば良いのにと思いますが
実際にはそうではないようです。
仮設住宅に入った人は支援打ち切り
仮設住宅は抽選なのですが、何人も居る家庭も1棟。一人しか居なくても1棟。
しかも
仮設住宅入居=自活
なんですって。
すべてが津波で流されてしまっているのに。
職場が無いから当然収入も無いのに。
お金があっても買い物をする場所も、そこへ行く交通手段も無いのに!!です。
義援金もいまだに受け取れていないのに!!です。
行政の復興支援にも限界があるのはわかります。
でも、何かおかしくないですか??
自活を促すのであればその前に雇用体制を確立すべきでしょう!!
現金で数十万円渡す義援金は大切です。
でも、それ以上に明日の1万円を生み出すシステムの構築の方が大切じゃないですか??
震災の復興は半年や1年で成し遂げられるような生易しいものでは無いと思います。
5年・10年に渡って義援金与え続けることが出来ますか?
毎年数十兆円規模で復興のために赤字国債発行し続ける度胸ありますか??
立場上、菅首相に矛先が向くのは仕方が無いと思います。
ですが、今のこの状況の中で政党争いするのは辞めていただきたいです。
神輿に乗っているのは誰でもいいじゃないですか。
乗り手が方向示せないと思うなら、担ぎ手が進む道選んじゃえば!!
被災者が何を求めているのか、しっかり現状を把握してください。
私たちは日本人。
被災者も日本人。

あぁ。。。
今夜も酔った勢いで書いちゃった。。。