栃木県宇都宮市
オートバイ・バイク総合修理・販売

無題

車両の修復・余震対策もゴールが見えてきました。
週末には何とか通常業務に戻れるようにしたいです。
この10日間のうちに時間感覚・曜日感覚が全く失われてしまいました。
毎日、目に・耳にする被災地の様子に、涙をこらえている自分がいて。
連日続く余震に心を蝕まれている娘の前では毅然としていなければと自分を鼓舞し。
自分のこと・お店のことに手一杯で、復興の手助けをすることも叶わない状況をもどかしく感じるも、
地元のバイク好きの皆様のお役に立つことも復興の一助であると信じつつ。
そんな中で、福島第一原発の放水作業に携わった
東京消防庁ハイパーレスキュー隊隊長の涙ながらの報告会見と
石原都知事の涙声の感謝の弁。
これは見ていて堪えられませんでした。。。
私たちの日常生活は原子力発電所抜きでは成り立ちません。
日本の、世界の頭脳の最先端が結集した施設も
自然の力には負けてしまいました。
だからといってそれを非難したりすることは出来ません。
出来ないと言うより、してはいけないと思います。
だって、みんな、電気使ってるでしょ!!!
原子力発電の否定は、全く電気を使わずに生活している人だけに許される権利だと思います。
文字通り日本国民を守るため、日本国民の代表として危険な任務をこなしている自衛官&ハイパーレスキュー隊員。
万が一にも万が一の出来事は起きて欲しくありませんが
現場で作業した方に何か遭った場合
その家族の生活は一生涯国が補償してあげて欲しいと思います。
間違い無くこの方たちは日本国民の命・生活と、
原子力技術の未来を守ってくれたのだと思います。
現在も計画停電が行われております。
また、燃料が入手困難になっていることから
大多数の人がかなりの節約生活をしていると思います。
ですが、これは新たな可能性を示すものではないかと思います。
あくまでも日本経済に影響を与えないという大きな前提の下でのことになりますが
今までよりも圧倒的に少ない消費電力。
低燃費車に乗るより車そのものに乗らない生活。
素晴らしい‘eco生活’だと思いませんか?
私が生活の糧としてるバイクは、ある種ecoの真逆をいく遊びのツールだと思いますが
遊びを楽しむ中にも‘ecoの心’は根付くことが出来るはずです。
切り詰めているだけでは、人生楽しくないですから。
ちょっとブームになりかけた‘my 箸’
割り箸を節約するアレです。
実際、割り箸を節約しても切り倒される木の数はほとんど変わらないんだとか。
ですが、my 箸によって人の心は大きく変わったと思います。
日常的に‘勿体無い’と感じ取る心を育てることが本質なのではないでしょうか。
この10日間。
店を建て直す中で非常に多くの方の助けを頂きました。
人海戦術の片付けを手伝ってくれた方。
資材を提供してくれた方。
もちろんバイクを買っていただいたことも大きな助けになりました。
皆様、本当にありがとうございます。
今回被害に遭ったことは残念ですが
皆様に支えられて弊社があるということがわかったのは
とても大きな宝になりました。
一日も早く日常業務に戻り、皆様に恩返しが出来ればと思います。
そして、その後は身近な地域の、そして可能であれば東北被災地のお役に立てればと思います。
復興に数年はかかるでしょう。
阪神・淡路がそうであったように、東北も必ず復活できると信じます。
その間、少しでも一助となれるように頑張りたいと思います。
皆様、今後ともヴァンサンクを宜しくお願いいたします。